フエのホテルからホイアンのホテルまで、人数に合わせたサイズの車をチャーターすることによって、自由旅程で・安く・早く・楽に移動できる方法を紹介します。
※ フエ市内観光、フエーダナン間移動、フエ駅から市内ホテルまでの移動など、希望する行程でチャーターが可能。
利用する旅行会社
今回紹介するのは、ベトナム鉄道フエ駅の真ん前にオフィスを構える旅行会社です。
ADIN’S CAFE BOOKING OFFICE
Tel: (054)6279723-01213636991
E-mail: adinscafebookingoffice@gmail.com
鉄道を降りると、駅前広場の一番奥の端にある、パッと見カフェの様な旅行会社です。実際、カフェメニューもあり、飲み物も勧めてきます(有料)。直接交渉したい場合はオフィスで英語の話せる社長らしき人と交渉します。事前に手配しておきたい場合はメールで交渉します。
なぜこの旅行会社を選んだの?
フエからホイアンまで片道約130km。メーターでタクシーで走ると大変な金額になります。フエは「ベトナム都市部で便利なタクシー配車サービス “Grab”」の運行エリア外(2018年7月現在)で、駅前で待機するのはすべて割高なタクシーです。
また、ホテルのコンシェルジュに頼んで、ホイアン行きのチャーターを手配してもらうと、かなり高額(数万円)になります。 地理的にチャーター希望の人が多い為、ホテルでもプライベートチャーターの提案をしてくれますので、もし高くてもいい場合は、安心して頼めるホテルにお願いします。
街中の旅行会社で申し込む長距離バスは、一人あたり500円前後と安いです。しかし、他の利用客と相乗りになる、ホテルから乗車地と降車地までの移動手段を別に手配しないといけない、その移動やバス待ちに時間を取られたり、それがメンバーに障がい者や高齢者や小さい子供がいる場合に大きな負担となる、などのデメリットがあります。また、移動中の途中に寄りたい観光地(ハイヴァン峠やランコービーチなど)がある場合も、自由に寄ることはできません。
ベトナム鉄道で移動する方法もありますが、これもホテルから駅までの移動手段を確保する必要があることと、途中の観光地に寄ることができないというデメリットがあります。
安く、早く、楽に、確実に移動したい場合、どこを選べばいいでしょうか?
今回この旅行会社を利用してみて、安さ、自由度、車両、ドライバー、安心感において満足度が高かったのでご紹介します。
チャーター便の詳細
5人でマイクロバスをチャーター利用したときの詳細 (2018年7月)
ハノイから寝台列車で移動してきて、フエ駅で降車し、タクシーを探していると、しつこく英語で声をかけてきたのが ADIN’S CAFE BOOKING OFFICE の社長らしきおじさん。
「タクシー配車アプリ Grab」で配車オーダーしても、一向にマッチングされず暑い中困っていたところ、値段も安く、悪くなさそうな話だったので、フエ駅からホテルまでの移動と、チェックインまでの時間の日中のフエ市内遺跡観光と、次の日のフエからホイアンのホテルまでのプライベートチャーターを頼むことにしました。
駅前広場の端の奥のオフィスに行き、詳細を詰めて契約書にサイン。
前で待機していた16人乗りのバンでホテルまで送ってもらいます。一人2席くらい利用できて室内ひろびろ。
ホテルに着くと、その日の部屋はチェックイン時間までは入れないことを確認して(もしアーリーチェックインが出来たら、寝台列車移動でフエに着いた為、シャワーを浴びてから出掛けようと思っていたので。)チェックイン手続き後にフエ市内観光のピックアップに来てもらう時間をドライバーに伝え、一旦帰ってもらいました。
1日目の契約内容(フエ駅ーホテル&フエ市内遺跡観光)
契約書はなく、ホテルでドライバーにチップと一緒に支払い終了。
見たいところを伝えると料金を提示されます。納得したらサインします。
史跡観光中はドライバーは近くで待機。(※車の正確な待機場所と大体の見終わる時間を確認しておきます。そうしないと迷子になります。)
2日目の契約内容(フエーホイアン移動)
(ガソリン代、高速代など全てが含まれる。)
・ オフィスで$25前払い、目的地に到着時に残りの$50支払う。
※ 現金のみ。VND支払いも出来るので、手持ちの関係やレートを確認して好きな方を選びます。
・ 大人5人とスーツケース6個乗せるので、空調付きの16人乗り小型バスを配車。
・ フエのホテルで12時にピックアップ、ホイアンのホテルで降車。(すべてこちらで決めます)
・ 経由地にハイヴァン峠とダナン市内を設定。
※ 寄りたいところはどこでも好きに決めていいということを交渉中に確認しておくと確実。
契約書


フエーホイアン チャーター便の詳細
時間通り予定時間の30分前にはホテル前に16人乗りのマイクロバスが待機。(フエには1泊しかしなかったので、チェックアウト時間ぎりぎりで、ホイアンには夕方には着けるように、12時をピックアップ時間に設定しました。)ドライバーは感じのいいお兄さん。英語は話せないのでパッドの画面を見せながらルートを確認。荷物を乗せて出発。

ランコービーチに寄りたいと伝えると、汽水湖側の景勝地に寄ってくれました。

マップを見せて南シナ海側のランコービーチにも寄りたいと伝えると、ローカルな雰囲気漂う静かな海辺に寄ってくれました。変わった形の船がたくさんあります。

ダナンに抜けるトンネルを通らずにハイヴァン峠に上ります。標高496mまで上がる道からは絶景が望めます。



売店でバナナを購入してトイレを使わせてもらいました。







12時にフエを出発して、ランコービーチとハイヴァン峠に寄って、ホイアンのホテルに着いたのは16時半頃。マップを見せながらビーチ横を通って欲しい、トイレに寄りたいなどのリクエストをしながら、ホテルまで無事届けてもらいました。
ドライバーさんは、観光地やホテルは有名なところは頭にルートが入っていて、慣れた運転でした。とても感じの良いドライバーさんで、快適に安く移動できたのでチップを多めに渡すととても喜んでくれました。
プライベートチャーターを利用しての感想
途中車を離れるときは、貴重品は一応必ず持ちます。スーツケースは乗せたままですが、代金の3分の2は到着後に支払うシステムなので安心感はありました。万が一のことがあっても、オフィスの場所や電話番号も分かっているということもありました。乗る前に一応車番を撮影して控えておきました。
16人乗りのバスは5人で乗るにはゆったりしていて、空調も効いて涼しく、涼し過ぎても風向き等自由に調節出来たり、とても快適でした。
行程を自分で組めるので行きたい観光地を巡りながらの移動で一石二鳥です。ホテル発ホテル着が可能なのも、重たいスーツケースを転がしての移動を(特に暑い時期に)しなくて済んだのは、時間的にも体力的にも良かったです。
また、時間制限のないプライベートツアーなので、トイレ休憩や体調に合わせて臨機応変に出来ました。
ベトナム中部を旅することになったら、遺跡や旧王朝のある歴史や自然豊かな”フエ”と、ランタンの幻想的な世界遺産の街”ホイアン”は外せません。
フエのホテルをチェックアウトしてホイアンのホテルにチェックインするまで(もしくは逆ルート)の空いた数時間に効率的に移動して、かつ、途中のランコービーチやハイヴァン峠の美しい眺めを見るためには、車移動が最適です。長距離移動と観光を兼ねて、楽しく格安で行けたので大満足でした。
ルートやこちらの希望をすべて伝えること、それが契約にすべて含まれているか確認し、値下げ交渉し、すべてに納得出来たら契約することが重要です。
旅の思い出に、ぜひプライベートチャーターの交渉を旅行会社でトライしてみてください。

交渉はすべて英語になるので、もしも英語に自信がないっていう人は、旅行までに英語力を少し上げてから行くと、リーズナブルに希望通りのプランを的確にオーダーできるのでおすすめです。
交渉に難しい英語は必要ありません。
学校で習った基本的な英会話と、自信を持って大きな声で伝えようとする気持ちがあれば大丈夫!
