Viollete Express Train を予約してハノイからフエまで寝台列車の旅をする方法

Vietnam

インターネットで寝台列車を予約する

寝台列車の予約はベトナム鉄道のホームページで約10カ月先まで出来るので、旅行の日程が決定したら、 なるべく早く予約を取っておきます。席は、人気の車両、時間、シートのグレードからどんどん無くなってきます。

ベトナムを南北に走る列車の中で一番グレードが高く、新しく綺麗で人気なのが Livitrans Express Train 。ハノイとサパ、フエ、ダナン間を結ぶ、木目調のVIP車両やミニバーを含む寝台列車です。

ハノイ発のフエやダナン行きの Livitrans Express Train は 22:20 発の便しかないので、出発の時間が遅すぎる、予約がいっぱいで空きがない、などの場合はその次に綺麗な Viollete Express Train を予約します。ハノイとダナン間を走り、19:30 発と 22:20 発の2便から選べます。

予約方法

ホームページで出発時間と車種を確認してシートのグレードを選択します。ハノイフエ間は長時間(13~14.5時間)の深夜便なので、部屋に4ベッドの個室 Soft Berth(4)の Viollete Express Train またはそれ以上のグレードにします。 選択不可の欄は[N/A]になっているので、選択できる丸をクリックして、[Book] を押します。

右上の [Your Tichets] の欄に便と値段が表示されるので、[Check Out] をクリックします。

[Depart] の欄をクリックするとカレンダーが表示されるので、希望の日を選択します。

[Adult(s)]の欄で大人の人数を選択するとサービスチャージを含む総額が表示されます。

[Passenger Details] の欄に全員の名前(パスポート通りに入力)とパスポート番号を入力します。

[Contact Information] の欄に代表者の名前とメールアドレス、電話番号(日本の場合、81と以下携帯電話の場合は頭の0を省いた番号を入力)、要望がある場合(4人1部屋で1人別部屋など)メッセージ、国を入力します。

入力し終えたら [Continue] を押します。

次の支払い情報を入力する画面でクレジット情報を入力すると、メールが届くので、プリントアウトして旅行に持参します。

実際にViollete Express Train に乗る

早めにハノイ駅に着いておく

ハノイ駅に搭乗時間の最低1時間前には着くように行きます。タクシーで向かう場合、ハノイ市内の道は渋滞が多いので、1時間半前に着くのを目標にした方がいいです。

ハノイ駅はAとBがありますが、大きい通りに面したA側に、どちらか言わなくてもドライバーが連れて行ってくれます。

「Ga Hanoi(ガー ハノイ)」 = ハノイ駅
英語が通じない場合も多いので、これだけ言うだけでもハノイ駅に連れていってくれます。
※ Grab アプリ利用時は、何も言わなくても無問題。

タクシーを利用するときは、タクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」 を使って安全に、安く、便利に移動しましょう。

ハノイ駅前
ポイント地点に広いロータリーがあり、タクシーはそこで降ろしてくれます。

乗り場の確認

中央の入り口に入り、乗る車両により改札が分かれているので、自分の乗る車両の改札を探します。改札前には駅員が制服を着て立っていますし、チケットカウンターもあるので確認をしておきます。

Viollete Express Train に乗る外国人旅行者でごったがえしていますが、部屋は決まっているので並ぶ必要はありません。

搭乗時間前は改札は閉まっています

電車内用の食料の調達

時間があれば、飲み物や食べ物を売店で調達します。中央入り口に入って左奥に小さいスーパーがあります。

寝台列車の部屋に人数分の水のペットボトルがありますが、ハノイからフエまで13時間以上かかるので、余裕を持って飲食物を持ち込みます。

夕食を食べてから乗る場合で19:30発であれば、少し早めの夕食を済ませておきます。車内で夕食を食べる場合は、あらかじめ買っておけるお店をチェックしておいた方が無難かもしれません。

おつまみ、夜食、ペットボトルなど買い込みます。ペットボトルは買った時は冷えているので、保冷バッグなどを日本から持参しておくと、車内でもしばらく冷えたドリンクを飲むことができます。

車両の廊下の端にお湯のサーバーがありますが、衛生上不安なので使いません。

乗車する

搭乗開始時間になると改札口で搭乗券を見せてホームに入ります。

スーツケースは部屋に持ち込み、ベッドの下や上の棚に置きます。ベッド下は厚いスーツケースは入りませんし、上の棚も一つくらいしか置けないので、荷物の開け閉めや置き場所には少し苦労します。

ドアに鍵がかかるので、4人部屋で4人のグループだと、完全に個室で安心して過ごせます。

コンセントは各ベッド脇にあり、日本のコンセントで変圧器なしで利用できます。電気も上の明るいライトや足元灯など、上のベッドからも調節が出来て便利です。

マットレス、布団、枕には綺麗なシーツがかかっていて気持ち良く使えます。上の段も下と同じサイズのベッドで、快適に使えます。

洗面所

廊下の手前と奥に固形石鹸の吊るしてある洗面所、片側にトイレとお湯のサーバーがあります。

朝、洗面所とトイレは混み合います。

シャワー付きのトイレはステンレス製で、室内は狭く、あれこれ触らずに使用するには少しコツが要ります。

アルコール除菌シートを日本から持参して、便座やノブなどを拭いてから使うのがおすすめです。トイレットペーパーは、備え付けのものがあるので、持って行く必要はありません。

朝食ワゴンカー

朝7時半にフエに着く便では、6時半頃に朝食の車内販売が回ってきます。

ドアを開けて待っていた方がいいです。個室は閉まっていると寝ていると思われて通り過ぎる場合もあります。

英語は通じないのでジェスチャーで注文を取ります。

もちもちした生地の中に具の沢山入ったちまき、ゆで卵、青いパパイヤスパイス塩付きをそれぞれを欲しい個数頼みます。ちまきは皮をカットして渡すか、スパイシーなソースをかけるかどうかを聞かれます。

ちまき5つ、ゆで卵3つ、青パパイヤ1パックで約13ドル。どれもとても美味しいです。特にちまきはまた食べたくなるくらい美味しいです。

車内販売を食べた後、食当たりの症状はなかったので、安心して食べられるものだと思います。

車窓から味のある駅をたくさん眺めることが出来ます
広がる田園風景に水牛が度々現れます

食後はフエ到着まであまり時間がないので、荷造りと身支度を早めに済ませます。この時間は特に歯磨きとトイレで洗面所付近が込み合います。

フエ駅に到着

定刻通りにフエ駅に到着します。

ホームは高くなっていない地面なので、スーツケースを抱えてもらって降ろし、改札を出たら、客待ちのタクシーやホテルのピックアップが並ぶロータリーに出ます。

この後、一旦ホテルに荷物を預けに移動したいのと、そのままアーリーチェックインできない場合に市内観光に行く足の確保をしたいところですが、ここに待機するタクシーやホテルのピックアップは割高です。そこで、ロータリー前にある旅行会社で、人数に応じたタクシーを安くチャーターするのがお勧めです。

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