ハワイ・ボルケーノ国立公園 ~閉鎖箇所情報(2019年7月)&チェーン・オブ・クレーターズ・ロードをドライブする1日プラン~

Hawaii

ハワイ島に来たら溶岩大地がほぼ全域で見られますが、ハワイ・ボルケーノ国立公園の火山クレーターや新しい溶岩大地は見逃せない観光スポットです。
日本人向けのツアーもたくさんありますが、自由度が高くてプライベートなレンタカーでのドライブが断然おすすめです。日本の免許証を携帯していれば25歳以上の人は誰でも運転できるので、ぜひ挑戦してみましょう。

ワイコロア出発でも、まっすぐで制限速度も96kmくらいのサドルロードが島を横断しているので、比較的早く国立公園に上がる道のあるヒロに着くことが出来ます。
コナの場合はサドルロード経由でも南を走るルートでも所要時間は同じです。

所要時間

西海岸、コナやワイコロアに宿泊している場合は早朝出発ー夜帰宅の丸一日コースです。
東海岸、ヒロに宿泊している場合は早朝に出ないまでも一日あった方がゆっくり見てまわれます。

開園時間

ハワイボルケーノ国立公園   24時間 365日営業
キラウェアビジターセンター  毎日 9:00 am-5:00 pm
        ※ 営業時間は火山活動や火山ガスの状況により変更有り

持ち物

  • 朝食(車中でも食べやすいもの)
  • おやつ(長旅になるので小腹が空く人が出るかも)
  • 水分(ペットボトル何本か多めに持っていく。車の中も乾燥して、思ったより喉が渇きます。ひとつ買うのにもその都度時間が取られます)
  • 腕カバー(ドライバーや助手席の人はかなり強い紫外線を受けます)
  • 薄い日除け用の上着やライトダウン(サドルロードで星を観る予定の人)
  • ウェットテイッシュ(車中用)
  • 星を撮影したい人はカメラ
【c】GoPro

おすすめプラン~コナ・ワイコロア発の場合~

おすすめプラン
  • 前日
    早朝に出発できるように準備する
    • ガソリンを入れておく
    • 次の日車中で食べる朝食を買うか作っておく
  • 当日早朝
    ホテルを出発
    • ヒロまで約2時間のドライブ
    • ヒロ・ファーマーズマーケットで買い物
    • ビッグアイランドキャンディーズでお土産を買う
    • Cafe100 または Low International Food でランチまたはテイクアウト
    • ガソリンが減っている場合はヒロで入れておく

  • 昼過ぎ
    ハワイ・ボルケーノ国立公園に入園
    • キラウェアビジターセンターで最新情報を入手
    • チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを往復ドライブ
    • スチームベントとハレマウマウ噴火口
  • 夕方
    帰途に就く
    • キラウェアビジターセンターまで戻ってきたときに日没まで時間が2時間くらいあるなら南を通るルート、すぐ暗くなるならサドルロードを通るルートを選択

おすすめプランの詳細

前日の準備~ガソリン満タンと朝食の調達~

ガソリンスタンドはセルフがほとんどですが、高級エリアだとサービス付きのレーンもあります(セルフの方が安くて気軽です)。

ワイメアやキングスショップス内のスタンドの料金は高めです。ドライブ中にある程度比較して、安めだなと思った時に注いでおくのがおすすめです。

ハワイのセルフスタンドは店舗に入っていき、PUMP(給油機)ナンバーを伝え、入れたい分ほど金額を伝えて先払いをするシステムになっています。

給油量一例

レンタカーにバンを利用している場合で、レンタカー返却時にガソリンが空っぽでも追加料金を取られないプラン利用時で、返却時期が近いとき:

だいぶガソリンが減ってきたときに、$20ずつ注いで半分以上に目盛りがいくくらいにします。理想的にはガソリンを使い切って返却したいので、最後空港(レンタカーした営業所)まで走れる分プラスαくらいを給油します。

朝食はスーパーなどでサンドイッチ等を購入しておく、または、コンドミニアムの場合はサンドイッチやおにぎりを作って冷蔵庫にいれておく、などとすると、朝食に時間を使わずに観光に時間が割けます。

もしくは、早起きして当日食べるのでも大丈夫です。

私はスパムおにぎらずをラップで包んで、バナナと持参しました

早朝に出発

朝起きて顔を洗ったらなるべく早く出発します。
※ 朝7時より前が理想。

朝食と持ち物を持って出発します。

コナ出発の場合は、南ルートかサドルロード、ワイコロア出発の場合はサドルロードルートを通ります。

サドルロードの中腹から分岐するマウナケア・アクセスロードの通行止め(2019年7月現在)の影響で、マウナケア・アクセスロード入り口付近は少し渋滞(数分)している場合があります。

2019年7月の交通情報

サドルロードの中腹から分岐するマウナケア・アクセスロードの通行止め(2019年7月現在)の影響で、マウナケア・アクセスロード入り口付近は少し渋滞(数分)している場合があります。

※ マウナケアに新たに建設予定の観測所に反対する現地住民およそ2000人が交代で、マウナケア・アクセスロード入り口付近で抗議活動をしている影響 。

ヒロ・ファーマーズマーケット

コンドミニアム宿泊で野菜や果物が欲しい場合、スーパーより断然安いファーマーズマーケットで調達しましょう。珍しいトロピカルフルーツやタピオカドリンクが、水曜日と土曜日以外の規模の小さい日でも手に入ります。

ビッグアイランドキャンディーズ

陳列棚に並んだ商品は全部その日に売り切れるという大人気のお菓子屋さん。商品の多さと、試食をたくさんさせてくれる日系人の店員さんや、スケルトンの工場風景など、あっという間に1時間くらいすぐに経ってしまいます。

ランチは10ドル以下で。 Cafe100 ? それとも Low International Food?

ヒロでランチといえばロコモコ発祥のお店と言われている Cafe100 は外せないですね。

Cafe100
営業時間 
6:45 am ー 8:30 pm 月曜日~金曜日
6:45 am ー 7:30 pm 土曜日

シンプルなロコモコ$4.35 ソースは少なめ

ただ、個人的にロコモコは、レインボーブレッドで有名な Low International Food の方が、量も多く、ソースの味やパテが美味しいので好きです。お店も近いので、食べ比べてみるのもいいと思います。最近は値段もほぼ同じです。

Low International Food
営業時間
9:00 am ー 8:00 pm 水曜定休

ロコモコ$4.5 1/4LB HAMBURGER PATTIE

着いた時の時間によって、店の前のイートインスペースかテイクアウト(もう少し後で食べるか)にするかを決めます。

Cafe100 は、オープンエアーの、食べたり出来るのを待つ人用のテーブルと椅子がたくさん用意されています。ただ、ツアーバスも来ていて観光客でごったがえしています。

Low International Food は、店内にイートインスペースがありますが、食べている人はあまり多くありません。フォークを(言えば箸も)もらえるのでゆっくり車中で食べるのもいいと思います。

ガソリンはヒロで入れておきましょう

道中ガソリンスタンドはほぼなく、閉店時間も早いところもあるので、早めにヒロで補充しておきます。

ヒロのガソリン価格は、ハワイ島の中でも底値レベルで安いです。

ハワイ・ボルケーノ国立公園に入園する

ヒロからゆるい坂道を上がりながら約50分車を走らせると、公園ゲートが見えてきます。

入園料(レシート提示で7日間有効)
乗用車     $25
自動二輪    $20
徒歩・自転車  $12(1人)

年間パス
ハワイ三公園(ハワイ・ボルケーノ、プウホヌア・オ・ホナウナウ、ハレアカラ)共通    $50

車で来ると、料金所でスタッフに「$25です。」と言われるので、クレジット(推奨)で払い、まっすぐ進みます。右手にキラウェアビジターセンターが見えてくるので駐車場に入ります。空き待ちの車も多く、停められるまでぐるぐる回っているといつか停められます。

キラウェアビジターセンターで最新情報を入手

ハレマウマウ噴火口周辺やチェーン・オブ・クレーターズ・ロードの最新情報は、外の掲示板やプリント(日本語あり。英語版と内容が少し違うので両方もらって来ましょう)に分かりやすく書いてあります。また、センターのスタッフが親切に教えてくれます。

公園内では溶けた溶岩を見ることはできません(2019年7月現在)

2018年の噴火後、今は園内90%以上の箇所がオープン

このあとチェーン・オブ・クレーターズ・ロードに進みますが、マウナウル駐車場と終点にあるトイレはあまりおすすめ出来ないので、なるべくビジターセンターで済ませておきましょう。

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを往復ドライブ

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの公式詳細情報(英語)

まだ閉鎖されている箇所とトレッキング情報が英語版のプリントに記載されています

低い南国の木立の道を南にドライブすると、左右にいくつかのクレーターや溶岩流があります。
その先のマウナウル駐車場に停め、100mくらい木立を歩くとキノコの形をした溶岩や溶岩の深い亀裂(気を付けて歩きましょう)、溶岩の作り出した洞などが見られる広大な マウナウル溶岩流 に着きます。遠くにマウナウルも見えて雄大な景色です。

キノコ岩は人より大きいです
ハワイ島とマウイ島の火山地帯に主に生息するオヘロベリー
木にぶつかった溶岩 木だけ焼けてなくなった跡

そこから少し南下すると景色がパノラマに開け、溶岩台地が広がります。ケアラコモ展望台は絶景なのでぜひ立ち寄りたいスポットです。

ハワイ島南海岸が見渡せます
コアラコモの先には断崖とそこを流れた溶岩流が広がります

チェーン・オブ・クレーターズ・ロード終点

海岸横まで下るとその先に駐車場があり、道路は行き止まりで折り返し地点になります。数台しか駐車スペースがありません。

男女共用トイレは3か所、アルコール消毒しかなく、おそらく水は出ません。
行き止まりの先まで行きたい場合は歩きで
ホーレイ・シー・アーチ
チェーン・オブ・クレーターズ・ロード終点は、ハワイ諸島の歴史を生み出す地点

世界一長い2575 kmの島の連なりは、ここから45 km先の海中、水深969 mにある一番新しい火山によって生まれています。

若い火山は新しい島となり、世界最大級の山へと成長します。

プレートの北西方向への移動により、火山はホットスポットから離れていき、やがては海に消えていきます。

島々の並びと地形を考えると納得です

スチームベント&ハレマウマウ噴火口

一本道をビジターセンターまで戻り、トイレを済ませたら、スチームベントの駐車場に移動し、ハレマウマウ噴火口の見晴らしポイントまで歩きます。

蒸気はびしゃびしゃになるほど濡れます。
ガスについてはそれほど強くないと思いましたが、風向きや体調に応じて気を付ける方が安心です。
ハレマウマウ噴火口

帰り道~星空コースか南ルートドライブ~

この時点でまだ日没まで2時間以上ある場合、夕日も見られる南側シーニックルートを選択することもできます。

すぐ日が沈みそうな時間になっていたら、サドルロードルートの峠付近にあるマウナケア州立公園で星を観るのもおすすめです。

マウナケア・アクセスロードの封鎖時ではない場合は、レンタカーで上がれる最高地点・オニズカ・ビジターセンターまで行って星を観ましょう。

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