森下敬一先生の「週末医食~土日で血液を浄化し体内リセット」を読んで

健康

健康的な食生活をするために、あらゆる食事方法が提案されていますが、どれが正しいのか、どれが一番体に合っているのか、ということを一度は考えると思います。同じものを定期的に食べるリスクや、体に合っているかどうかを判断するのが難しいこともあり、いろんな食材を食べる「雑食」がいいのかなという気はしますが、ある程度のスタイルを確立しておいた方が、日々の食事をとるときにあまり悩まなくてすむと思います。

一週間の生活時間をみても、仕事によって食事時間がある程度限られる人がほとんどだと思います。また、今までの食習慣や嗜好品など、全部を変えるのは現実的ではありません。

そこで、慢性病やがんなどで悩む多くの人を根治させた実績を持つ、自然医学の第一人者である医学博士 森下敬一さんの書かれた「週末医食」は、そんな悩みにすとんと落ちる解決法を提案してくれます。

内海聡式? vs 船瀬俊介式?

厚生労働省の示す炭水化物:脂質:たんぱく質=6:2:2ではなく、3:3:3という内海聡先生の比率を目指し、約一年。社会毒の摂取は極力減らし、油を変え、調理法も変え、糖質制限を研究しておられる江部徹先生と牧田善治先生などの食事方法のハイブリッドで、体重は10kg減。寒暖差アレルギーもなくなり、鼻水が減り声まで変わりました。家族も、16kg減、以前は重度のアレルギー性鼻炎で嗅覚は効かず、鼻づまりで睡眠時は無呼吸状態でしたが、今はすべて解消。たんぱく質は、肉と魚半々くらいの割合でした。

対して、船瀬俊介さんの1日一食、玄米菜食は、マクロファジーの観点や、肉食によるデメリットを考えると理に適っています。また、各界著名人やヨギーなどにも広く支持されている食事法になります。

実際のところは、何かをストイックに実践すると、他の物やジャンク品をたまに食べたくなったり、動物性たんぱく質はそんなに要らない気分になるときもあれば、無性に食べたくなるときもあります。1日1食は実際難しかったり、2食理想の時間に食べることができるのは休みの日に限られたりします。

また、ビーガンの栄養失調にならないかという心配もあり、なかなかどちらかに偏った食事を選択するのは難しいところです。

”週末の食事コントロールで体内リセット”という選択

自然医学の第一人者、森下敬一先生の提案される「週末医食」では、平日の忙しくて不規則な日にたまった血管の汚れを、週末だけ毒素の溜まらない食事をすることによって体内をリセットする、ということが書かれています。

その食事とは、玄米雑穀野菜海藻発酵食品を中心においしく食べるというものです。

たった2日間食事を変えるだけで、驚くべき効果があるそうです。

睡眠中は胃腸が休んだ状態にあるため、午前中は前日の排泄タイムにあて、朝食抜きの2食にするのがポイントです。

この食事法は極めて現代人の生活に於いて現実的で、栄養バランスも偏らずに”雑食”できて、週末デトックスもできるという、ストレスの溜まりにくい最適解ではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました